こんにちは、misoです。
※こちらは2023年以前に書いた文章を、当時の感情のままほとんど手を加えず投稿しています。
今現在の感覚とは異なって来ている部分もあったりしますが、それはそれでまたおいおい書けたらいいなと思っています。
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子どもの頃のわたしは、ファッションにさほど興味を持っていませんでした。
当時は今ほど低年齢層のおしゃれが浸透していなかったようにも思います。記憶が正しければ小学校高学年の頃、「りぼん」の付録や懸賞、読み物ページなどで徐々にファッションやメイクが少しずつ取り上げられるようになっていた時期でした。
家では姉のお下がりを着せられることが多く、それが嫌だとか何か思うこともないまま中学校まで進学します。
ところが、部活動の先輩と休日に出かけるようになると、彼女たちのおしゃれさに非常に衝撃を受けることとなりました。そもそも「身なりに気を遣う」という概念すら持っていなかったので、カルチャーショックだったと思います。プリクラも沢山撮るので(プリクラ全盛期!)写真で自分のダサさを感じました。同時に同級生達もだんだんおしゃれをし始める時期。わたしは自然と流行を追うようになりました。
服にお金をかけてはもらえない家だったので、流行りのブランドそのもので服を買ってもらえることはほとんどありませんでしたが、激安店や手頃な価格帯で流行のものを少しずつ買ってもらったり。中学3年生で「セブンティーン」を購入したのが初めてのファッション誌でした。
このファッションへの目覚めから数年間、私の中では「おしゃれ=流行」でした。個性的なおしゃれをしている人は身近におらず、メディアなどで触れる機会もなかったため、マルキューファッションのみの世界(セシルマクビーが鉄板の時代でした)で生きていました。
高校を経て大学へ入学し、2年生か3年生の頃に次なるファッションのターニングポイントが訪れました。
幼い頃から本を読むのが好きで、本屋も大好きだったわたし。しょっちゅう立ち寄り、ファッション誌のコーナーも覗く中で、徐々に青文字系ファッション誌を目にするようになります。
当時は原宿系読モ文化の最盛期(だったと思います)。可愛い女の子たち、それぞれの個性溢れる自由なファッションにだんだんと惹かれていきました。高校に入ってから「ポップティーン」を愛読するようになっていたもののハタチで卒業すると決めており、さてこれからはどの雑誌を買おう?と思っていた時期でもありました。「古着Mixガールズ(後の「mer」)」などの雑誌を買って読みふけり、原宿へも多く足を運ぶようになります。
今でも覚えています、AMIAYAさんの「jouetie」ブランドデビュー時のバットマンロンTを購入したのが最初でした。
そんな雑誌で活躍する読モの中で、わたしが特に好きになったのが深澤翠ちゃんやAMOちゃん。ブログも愛読し、彼女達が得意とするロリィタファッションやもう少しカジュアルなブランド(ここではMILKやEmily Temple cuteとします)へどっぷり興味を持つようになりました。それはそれはもう、どハマりしていました。
上記の系統のお洋服は学生には高価と感じられるもので、なかなかプロパーでは買えず、古着屋さんやネットオークション(まだフリマアプリが台頭してくる前の時代)で購入することが大半でした。それでもたまに、特にMILKは店頭でドキドキしながら購入したり。当時から今でも大事に持っているお洋服もありますし、「20〇〇年の▲▲シリーズ!」とすぐに言えるものもたっくさん。この頃からずっと変わらず、わたしの中でナンバーワンブランドです。新宿店のオープンイベントで、生のAMOちゃんとMILK創業者の大川ひとみさんにお会いできたのも忘れられない思い出……。
MILKに限らず、ロリィタ・ガーリーファッション、原宿カルチャー、それらは今もわたしのファッションにとって一番大切で一番大好きなものであり続けています。
<つづく?>
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